床矯正治療

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床矯正治療のはじめかた

床矯正は入れ歯に似て取り外しのできる装置(床装置)を使います。

装置は基本的に「床」「ネジ」「ワイヤー」でできています。装置についているネジを巻いて、少しずつ歯を動かしたり顎をひろげたりします。それによって歯が並ぶスペースが出来ます。

見慣れない装置に「こんなものを口に入れて痛くないの?」「小さい子どもでもできるの?」「壊れたりしないの?」と、家族の方も本人も不安であると思います。

しかし、取り扱いさえ正しく行えば床矯正は「痛くなく」「虫歯のリスクも少なく」「自分の努力で治すことができる」「学校に行っている間(10時間)は外せる」というたくさんのメリットをもつ治療です。もちろん、低年齢の子どもからでもできる治療です。

床矯正治療の考え方(特に叢生・上顎前突)

なぜ歯並びは悪くなるのでしょう?

歯が生えるスペースが足りないのです。ガタガタ歯並びはあごの成長不足の結果です

口が開いていると前歯が前に出てしまいます

◆歯は並びも大切ですが、それよりも使うことの方がもっと大切です。

◆歯を正しく使うことでアゴを含む顔が発育します。

◆顔が正しく発育すれば歯は正しく並びます。

顔の成長は6歳までに80%が完了します

1.顔の成長は6才までに約80%が完了します。

2.6才から10才までは成長が減速します

3.10才から2回目の成長スパートが始まります

4.女の子は14才、男の子は17才まで成長します。

歯並びが悪くなる原因の多くは6才までのアゴの成長不足なのです。アゴの成長不足のままでは永久歯が生えてくる場所が足りず、永久歯の本数が増えるにしたがって歯並びは乱れてしまいます。成長が足りないまま歯が生えてしまうと、歯並びはガタガタになってしまいます。

正しい成長に追いつくように治療してあげる必要があります。

顔が成長するためには発育刺激が必要です

咬むことが発育刺激になります。正しく咬むことによって顔の骨に力が伝わり、その刺激で顔の骨が成長するのです。ですから、正しく咬むことがとても大切です。

治療には2種類あります

1.バイオセラピー(生物学的機能療法)
これが本来の治療です!

原因を考え、あらためること。正しく成長することにより自らの力で自然に治ること。食事の環境を見直す、悪い習癖をやめる(口が開いている、頬づえなど)

2.メカニカルな矯正治療 
あくまでも補助的なものです。

床装置(取り外し式の装置)、マルチブラケット(固定式の装置)

装置はいくつ使うの?

できるだけ装置の力は使わずに自分の力で治るほうがよいと考えています。できるだけ少ない装置で治りましょう!たとえ装置の力できれいな歯並びになっても、正しい機能を身につけなければ、歯並びは元に戻ってしまいますので、装置だけに頼るのは良くありません。

一般的に使用する装置の数は

犬歯が生える9~10才までに治療を終えたい場合は上下で1~4種類の装置を使用。犬歯が生えた後の9~10才以降に終えた場合は上下で4~6種類の装置を使用。

※症例によってこれより少なくなったり、多くなったりします。

6~7才で始めて9~10才までに終えるのがとても簡単!

1.犬歯が生え変わる前に治療を終えましょう!

犬歯が生え変わる9~10才までの歯列不正はほとんど前歯だけに起きていますので、前歯を治すだけの簡単な治療で終わります。

2.第2次成長期までに治療を終えましょう!

9~10才から始まる第2次成長を十分に活用することができます。

3.自我が芽生える前に治療を終えましょう!

自我が芽生えるまではお母さんのやる気だけで治せます。自我が芽生えると本人のやる気も必要になります。中学生になると、本人に決意がなければ治療の継続は難しくなります。

治療終了の目標は?

10才未満の人は10才までに終わりましょう

10才以上の人は出来るだけ早く終わりましょう

14~17才以上で成長が終っている人は自分で目標を決めてがんばりましょう。2~3年が目安です。

成長期の人は「きれいな顔、かっこいい顔になろう!」
というのが一番の目標

装置による痛みについて

基本的に痛みを我慢する治療ではありません。痛いのを我慢してつけておく必要はありませんので、痛みを感じた場合、床装置ははずしておいて、早めに来院してください。装置を調整すればすぐに治ります。

装置の装着時間について

食事、歯磨き、英語・国語・音楽などの発音障害を生じる場合は装置をはずします。

小学校低学年の子やどうしても学校につけていきたくない子は家に帰ってからつけます。寝ている時間を含めて最低12~14時間は装着が必要です。中学生以上の人は学校で装着しないと、この時間を満たす事は困難です。

治療費について

まず、矯正検査を行います。歯型作成、写真撮影、咬合力、咬合バランス、口唇力検査、成長の方向検査などを行います。
その後、装置の使用を始めます。装置をいくつ使うかが治療費の大部分になります。

従来の本格的矯正治療に比べ、治療費が約3分の1程度に抑えられます。

出来るだけ少ない装置で治るように自分自身の機能を高めましょう!

最後に

食生活の話で思い当たることがあったらそれをあらためること。口が開いている、頬づえなどの悪い習癖があればそれをあらためる。これらが今日からできる治療です。そして、もし装置をつかった治療もしたいということになりましたら、矯正検査の予約をお取りください。